バスケットボールのバボさんの楽しいバスケノート

バスケットボールのバボさんです

コンプライアンスを遵守する、とは?

お久しぶりです。バスケットボールのバボさんです。

今日は1個も面白くないバスケノート。

アジア競技会開催国のインドネシアで起きた、男子日本代表4名の買春(…、ここでは敢えて)事件についてです。

まずは、2018アジア競技会男子バスケ、日本代表は香港に88−82で勝利、予選リーグを勝ち進み決勝トーナメントへ。おめでとう。そして、ありがとう。8人でよくやってくれました。

しかし…、

一昨年の東アジア選手権を見ている限り、言い方が悪いですが、香港は格下なんです。

なので、このスコアは予想していませんでした。(失点は60点台を予想していました)

それだけ残り8人のメンタルはボロボロだった、ということでしょう。

しかし、まだまだ戦いは続く。残りの8人は怪我のない範囲で頑張って欲しい。この状況下で戦い抜いた事は必ず糧になるはず。

 

さて…、

前置きはこのくらいにして、まずは事実関係の整理から。彼らの供述も事実として記載します。

ソースは

www.sportingnews.com

です。

 

◆8月16日の試合後、21時から選手村でチームディナーを開催

◆同日22時、同4選手は日本代表公式ウェアを着用し、選手村からタクシーで30分ほど離れた繁華街の日本食レストランにて食事と飲酒。

◆日付が変わり17日0時頃、食事を終え、外を歩いていたところ、現地の女性4~5名に声をかけられた。

◆そこに日系企業の人物2名が現れ、彼らの通訳で状況を理解。

◆以降はご存知の通り

 

以降、私見です。

日本のバスケットボールの明るい未来を信じている1人として。

まず、彼らの、そして彼らの所属するチームのファン、多くの方が怒り、悲しみ、悔しい思いをして涙を流しています。特にbjの頃からの新潟、京都、滋賀、大阪のブースターの方は、日本代表が選出されるようになり感慨深いところも多いと思います。そこにこの事件です。そういった皆様にかける言葉が見つかりません。

それに対して私は、当該選手たちとは感情移入できる距離感にありません。ただ、その距離感にいないからこそ、冷静に考えられると思っています。そういった意見も必要だと思い、今回これを書いています。

 

まず、総じて大馬鹿者の行為です。

今回の事件では

◆現地の法律で禁じられている犯罪行為に及んでいる事

に、フォーカスが当たりがちです。当ててもいいのです、悪い事は悪いのですから。

現地警察より要請があれば出頭すべきだと考えています。

ただ、私は、その過程に注目すべきと考えています。その過程とは、

◆チームディナーがあったにも関わらず、その後タクシーで移動して食事へ

◆行った先で飲酒

◆選手村、練習、試合会場では公式ウェアの着用を義務付けられている認識はあったが、それ以外のケースにおける認識は曖昧なままだった

といった辺りです。そして…、これらの過程に至った最大の原因は下記だと考えています。

◆「自分たちは日本代表でかつ、まだ日本代表ではない」という自覚の欠如

何故彼らは、代表ウェアを着た状態で飲酒をしたでしょうか?

何故彼らは、チームディナーがあったにも関わらず、外で食事をしようと考えたのでしょうか?

何故今回、太田選手や辻選手が召集されているのか、彼らはきちんと理解していたのでしょうか?

今回のメンバー編成の狙いは次世代育成と今後予定されている、W杯二次予選を戦う上で、ロスター当落線上の選手の最終テストと考えています。では、果たして彼らに、竹内譲次やニック・ファジーカス、馬場雄大田中大貴、そして比江島慎から代表のロスターを奪う気持ちがあったのか?

その気持ちがなかったから、このような事になったのではないでしょうか?

 

そして…

会社勤めにはお馴染みのコンプライアンスという言葉、皆様はどう捉えていらっしゃいますか?

一般的には法令遵守の意味ですが、私はこのように教わりました。

“従業員とその家族、ステークホルダーや顧客、あらゆる立場にある人々の期待に応える事”

 

なんとなく、今回の一件でそんな事が頭の中を巡りました。

応援してくださる皆様の期待に応える意識があれば、こんな事にはならなかったのでは、とも考えています。

 

何にせよ、罰はしっかりと受けた上で、再び前に進んで欲しいです。