素人による素人のためのバスケ解説〜ダウンスクリーンを極める3つのパターン〜
こんばんは。バスケットボールのバボさんです。
前回の記事、皆さん意外と読んでくれたみたいでして。ありがとうございます。
前回はボールを受けるための動きとして「ダウンスクリーン」を紹介しました。
今回はダウンスクリーンを「極める」ということで、ダウンスクリーンの後に続く「カットプレー」を3種類紹介します。
カットプレー…ザックリ言うと「走りこむプレー」、で覚えてしまっていいと思います。
無論今回も、Basketball Coaching(デベロッパ: FIBA Europe) のコーチングボードを使って説明していきます。
コート上にはオフェンス/ディフェンス3人ずつ配置しておきます。
※5対5で行うバスケットボールという競技ですが、局面を切り取ると、下の図のようにパサーを含めての3対3、スクリーンをセットする選手と使用する選手だけでやり繰りする2対2、という場面で攻守を展開しているケースが非常に多いです。
それでは始めます。
1.ダウンスクリーン→ストレートカット
最初のセットはゴール下に1名(3番)、45°近辺に1名(2番)、トップに1名(1番)とし、1番→2番にパスを出すものとします。
まず2番が潜り込んで…
3番がセットしてくれたスクリーンを使って真っ直ぐに45°の位置に走りこみます。
そしてパスを受けます。図だとカーブを描いた矢印ですが、実際にはセットしてもらったスクリーンに対して正対する方向=まっすぐに走りこむ動作になるので、これをストレートカットと呼びます。
続いては、
2.ダウンスクリーン→フレアカット
スクリーンをセットしてもらって、ダウンスクリーンを発動します。
この時、スクリーンのセットが甘いなどの理由から、2番のディフェンスが3番のスクリーンの裏側をすり抜けようするケースがあります。オフェンスとディフェンスの2番が、オフェンスの3番を挟んで正対するような状態です。
ディフェンスがすり抜けてしまっているので、この状態でストレートカットに行くのは効果的ではありません。
ではどうするか?間に挟まったオフェンスの3番を利用します。それが上の図の状態です。
オフェンスの2番が、同じく3番を使い、上の図のようにディフェンスの2番から遠ざかる方へ走りこみます。
オフェンスの3番をかわしつつ追いかけなくてはいけないので、ディフェンスの2番は大幅に遅れをとります。その間に楽々とパスが通るわけです。このようなカットの方法をフレアカットと呼びます。
(由来は知りません)
※ちなみに、3Pシューターでダウンスクリーン→フレアカットが決まると…、快感です。
では、今日の最後です。
3.ダウンスクリーン→カールカット
上の図のように、ダウンスクリーンに対してディフェンスが頑張って、ついて来ようとしています。
こういう時はスクリーナーである3番の周りを巻き込むように走りこみます。上図のような感じです。
そしてフリースローライン近辺で受け取ります。ディフェンスの3番が自分のマークマン(3番)を守るか、フリーで目の前でボールを持っている2番に着くかで混乱する場面を作り出すことが出来ます。
いわば、2対2の場面が瞬間的に2対1の場面になります。
カールを描くようなラインで走りこむことから、カールカットと呼びます。
カールカットが決まると…、ものすごく気持ちがいいです。
今日はここまで。ありがとうございました。