アースフレンズ東京Z’18-‘19〜輪島射矢〜
出場試合数27、平均2.2minという時間の中で輪島射矢は何を見せてくれただろうか?
コートにいない時間の方が長かった。
その中で彼は淡々と自分に出来る準備をし、自分の役割をベンチでこなす。
とにかくチームの為に出来る事に全力で取り組む姿を見せてくれた。
出番が来れば100%の力をもってパフォーマンスを発揮する。
確かに、チームの求める水準のフィジカルなディフェンスには到達しなかった。
しかしコートに立てばチームに求められるディフェンスを表現してくれる。
吹っ飛ばされようが何しようが、ボールマンに対峙する彼の顔の前には必ずボールがあった。
このディフェンスする姿だけでなく、コート上での彼のプレーに対する姿勢に私は震えた。
コートに出ればスタート、ベンチ関係ない。
自分が出ている間に起きた事に責任を持つのは誰か、というのをよく分かっている。
少ないチャンスを掴む、というよりは出番が少なくても責任を背負ってプレーする、そう感じた。
中川和之からプロのシビアさ、中村友也からファンに対する礼節、サービス、そしてこの輪島射矢からも、アスフレの若い衆は多くのことを吸収したのではなかろうか?
来季アスフレなのか、違うところなのか、まだ何もわかっていないが幸せなプロキャリアを送ってくれると嬉しい。